サーターアンダーギーか?サタパンビンか?

来間島大学まなびやー

2018年03月20日 20:27


4月からのリニューアルに向けて、店舗改装中の「来間島アンテナショップんきゃぎさまち」ですが、
理事の砂川は悩んでいます。

決断しては揺らぎ、また話し、何度も話し合いの繰り返しの日々です。

まず、一つ大きく変えたこと。
まだ心が揺れながらも、こうしようと決めたことを記します。





さて、写真を見て、何かお気づきになったことはありますか??

はい、カウンターが手書きの絵から木目に変わりました。
はい、メニューボードが加わりました。


そして、そして?
はい。もっとも変わったのは、「サーターアンダーギー」と
左側のボードにデカデカと表記している所です。

これまで、「さたぱんびん」と表記して売っていました。


それは、サーターアンダーギーは沖縄の言い方で、
来間島、宮古島諸島では「さたぱんびん」と言い、
それをきちんと伝えることに意義を感じておりました。





が、が、が。

悲しいかな、「さたぱんびん」では旅の人には意味が通じないんです。

サーターアンダーギーという言い方は誰もが知っています。

ところが、「さたぱんびん」、と書いてあると全く別物だと思うようです。

「あ!サーターアンダーギーだ~!」
とお客様が寄ってきても、
さたぱんびん、と記してあるのを見て、
「あれ?さたぱんびんってなに?」
と固まってしまうんです。


「来間島ではこう言うんですよ~」
「同じものですが、言葉が違うんですよ~」
とずっと言い続け、またお土産用の子袋にも説明書きをしてきたのですが、
「ふ~ん」、と通り過ぎて行ってしまいます。
(私たちに接客技術がないのもありますが)

公設市場に店舗を構えて以来、
何度も何度もそれを目の当たりにしながらも、
しつこく「さたぱんびん」と言っておりましたが。




まずは手に取っていただく、
そして、食べていただく、
それからだと思いまして。
まずは広く皆様の手にしていただくための
言葉としてサーターアンダーギーと表記しました。








それでも、しつこく、
「来間島ではさたぱんびんと言います」と
吹き出しをつけてありますが…

葛藤の繰り返しの末の決断。

これはまだまだまだまだこの後も続きそうで、
砂川の悩みはまだまだあるのです。





















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