来間島の小さな朝市
来間島の小さな朝市は日本一小さな朝市
来間島、くりまじま、だから、9のつく日にやろうよ!
と決意し、第1回目が2月9日の9時から11時で開催されました!
島にただ一つあるマッチャー、玉城商店の軒先をお借りして行われたこの市は、
日本一小さな朝市と言ってもいいかと思います。

野菜や黒糖、小さなおやつ、宮古そばなどが並ぶだけですが、
多くの島人が足を運んでくださり、
商品もほぼ完売、というか、むしろ足りないぐらいで、
大盛況となりました。
「またこんなにやれねえ」
「1週間に一度やったらいいさあ」
「あがい~、1週間だとまだ卵が余っているから、10日がいいさあ」
「あが~い、タマナーはもうにゃあん?
あんたたちもっとタマナーを用意しとかんと~」
「パンもあったらいいけどなあ」
と、島人から次回開催と商品のリクエストもいただきました。
また、なかなか外に出ることがなくなりつつある島人がこれをきっかけに出かけ、
「は~い、あんがー。久しぶり~」
「あが~い、元気でしたか?」
と嬉しそうに会話を交わし、再会を喜びあう場面も見られ、
何だかじんと来るものがありました。

もう一つ、今回嬉しいことに、公設市場の店舗仲間の麻子さんと、マエザト君も
はるばる来間島まで駆けつけてくれました。
来間島朝市という構想がありながら、
実現できず、妄想だけが大きくなっていた1年間。
市場の店舗仲間のマエザト君や麻子さんが始めた、市場で朝活の動きが、
自分たちの行動を振り返ることになり、今回の開催に至ったので、
この二人が来てくれたことは、本当に嬉しかった!
また、ヤギさんぽでお馴染みのガイドのケンちゃんのパートナーのあすかさんも
朝からお手伝いをしてくださり、
島に帰ってきたばかりのねえねえも、自分にも何か手伝えないか?と声を掛けてくれたり、
本当にたくさんの方々のご協力をいただきました。
そして、何より、一番の協力者であるのが、
玉城商店のおばあです。
最後に、場所代としてお礼を渡そうとすると、
「あが~~い~~、いいよ~~~、こんなにはやるなよ~」
と言って絶対受け取ろうとしない。
「あんたがどうしてもこれを私に取れというなら、
もうここでやるなと言うよ!クヌガアジュウッファ!(=この頑固な子ども)」
「う~ん、それは困る」
「だらあ。じゃあしまいなさい。
みんなのためだから、続けてやるさ~」
あまりにも男気溢れるおばあ。
そんなわけで、今月の19日にも開催することになりました。
理想は、毎月9のつく日、
9日、19日、29日と開催出来たらいいな!!