理事・砂川のつぶやき
サーターアンダーギーか?サタパンビンか?
4月からのリニューアルに向けて、店舗改装中の「来間島アンテナショップんきゃぎさまち」ですが、
理事の砂川は悩んでいます。
決断しては揺らぎ、また話し、何度も話し合いの繰り返しの日々です。
まず、一つ大きく変えたこと。
まだ心が揺れながらも、こうしようと決めたことを記します。

さて、写真を見て、何かお気づきになったことはありますか??
はい、カウンターが手書きの絵から木目に変わりました。
はい、メニューボードが加わりました。
そして、そして?
はい。もっとも変わったのは、「サーターアンダーギー」と
左側のボードにデカデカと表記している所です。
これまで、「さたぱんびん」と表記して売っていました。
それは、サーターアンダーギーは沖縄の言い方で、
来間島、宮古島諸島では「さたぱんびん」と言い、
それをきちんと伝えることに意義を感じておりました。

が、が、が。
悲しいかな、「さたぱんびん」では旅の人には意味が通じないんです。
サーターアンダーギーという言い方は誰もが知っています。
ところが、「さたぱんびん」、と書いてあると全く別物だと思うようです。
「あ!サーターアンダーギーだ~!」
とお客様が寄ってきても、
さたぱんびん、と記してあるのを見て、
「あれ?さたぱんびんってなに?」
と固まってしまうんです。
「来間島ではこう言うんですよ~」
「同じものですが、言葉が違うんですよ~」
とずっと言い続け、またお土産用の子袋にも説明書きをしてきたのですが、
「ふ~ん」、と通り過ぎて行ってしまいます。
(私たちに接客技術がないのもありますが)
公設市場に店舗を構えて以来、
何度も何度もそれを目の当たりにしながらも、
しつこく「さたぱんびん」と言っておりましたが。
まずは手に取っていただく、
そして、食べていただく、
それからだと思いまして。
まずは広く皆様の手にしていただくための
言葉としてサーターアンダーギーと表記しました。

それでも、しつこく、
「来間島ではさたぱんびんと言います」と
吹き出しをつけてありますが…
葛藤の繰り返しの末の決断。
これはまだまだまだまだこの後も続きそうで、
砂川の悩みはまだまだあるのです。